普段の日常生活の中で、何気なく見たり聞いたりする車の名前。すっかり聞き慣れた車名や、初めて知る車名などさまざまですが、その由来はご存じですか？私たちの名前にも由来があるように、車の名前にも由来が存在します。今回は、「ヴォクシー」や「アルファード」など、ファミリー層から絶大な支持を得る「ミニバン編」！知るとナットク！？意外！？な車名の由来をご紹介します。

「ミニバン」とはどんな車？

実は、「ミニバン」という規格上の明確な定義はありません。そもそも「バン」といえば、商用・営業用の貨物自動車のことで、世界的にも広く使われていますが、「ミニバン」＝「小さな商用車」という意味ではないようです。荷物を多く積むための荷室が広い商用車（バン）」とは違い、3列シートのようにバックドア（背面のドア）ぎりぎりまで座席を設けているので、アメリカ車などにおける「フルサイズバン」に対して、「ミニバン」と呼ぶそうです。日本では、「フルサイズバン」が大き過ぎるので「ミニバン」がベストだということですね！

進化し続ける “かっこいい”のど真ん中「ヴォクシー」

都会的でスタイリッシュな外観は「かっこいいミニバン」の代名詞とも言えます。「VOX（言葉・声）」からの造語で「BOXY（英語の「箱型」の意）」を連想させるとともに、若々しい響きの語感から命名されました。アクティブに行動する家族にぴったり。歴代のＣＭではイケメンパパがたくさん登場していますね！

乗る人を笑顔にする心地よい「ノア」

安心感のあるデザインと居心地の良い室内で、ドライブをもっと楽しくしてくれる「ノア」。英語で優しい語感の人名「ノア」を表しています。ノアと聞くと、つい「ノアの方舟」を思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全く関係ありません。優しい響きのとおり、みんなを包みこむような温かさのあるミニバンです。

精悍なマスクが視線を奪う「エスクァイア」

大人らしい上質さを醸し出す「エスクァイア」は、英語で「～様」「～殿」を意味する「ESQUIRE」が由来です。ヴォクシー、ノアと並ぶサイズのミニバンとして異彩放った存在感でしたが、2021年12月上旬をもって惜しまれつつ生産終了となります。

家族の日常をアゲるワクワクなデザイン「シエンタ」

縦にも横にも高く広く、ゆとりを活かしたアレンジが魅力。スペイン語で「７」という意味の「シエテ」と、英語で「楽しませる」という意味の「エンターテイン」の造語で「シエンタ」。家族のライフスタイルに合わせて3列シートの7人乗りも選べるのが魅力！

自由自在の広大な荷室スペース「ハイエース」

誰もが使いやすく快適で機能的なビッグスペースといえば「ハイエース」。語源はトヨタのトラックでもあるトヨエースに由来し、英語で「高級な」「より優れた」という意味のＨｉｇｈとＡｃｅの合成語。アイデアとアレンジ次第でビジネスもプライベートも可能性は無限大！

移動するプライベートラウンジ「グランエース」

印象的でワイドなスタイルに力強い大型ボディの存在感。「グランエース」は、スペイン語で「大きな／偉大な」を意味する「GRAN」と、英語で「第1人者／優れた者」を意味する「ACE」からの造語です。ホテルのラウンジのような室内は特別な空間を演出してくれます。

よりダイナミックに、よりクールに「ヴェルファイア」

大型ヘッドランプに迫力のあるデザインが魅力の「ヴェルファイア」。英語の Ｖｅｌｖｅｔ＝物静かな Ｆｉｒｅ＝情熱 からの造語で、「クールな情熱を持つ車」という意味です。質感も快適性も高級感に満ちた室内では、贅沢なひと時へと変わります。

優美な輝きを纏った「アルファード」

堂々とした存在感と品格を宿し、誰もが目を奪われる「アルファード」。「星座の中で最も明るい星」を意味するギリシャ語のα（ａｌｐｈａ）に由来する造語です。ゲストをもてなすラグジュアリーな空間は、至福のくつろぎが広がっています。