「由良川サケ環境保全実行委員会」は家庭などで飼育するサケの発眼卵(卵の中に黒い目がある状態)を100粒1100円でお渡ししています。京都トヨペット(舞鶴店・福知山店・峰山店)とネッツトヨタ京華(福知山店・ウェルカム京丹後大宮店)のお店ではサケの飼育を行っております。

①発眼卵を1月上旬 発眼卵を受け取る

用意するもの ・水槽・エアポンプ・水温計・ザル・S字フック・小石など
水槽は直射日光が当たらない涼しい場所に設置します。サケは冷たい海域を好む魚なので水温は10度を超えないように注意することが大切です。
発眼卵を入れる前にエアポンプを稼働させ水に空気を充満させます。さぁ発眼卵を水槽へ!

発眼卵 イメージ

発眼卵 イメージ

②孵化するまで

サケの飼育には積算温度というものがあります。例えば1日目の水温が10度なら10度、2日目の水温が8度なら前日の10度を足して18度というように1日1日の水温が積み重なったものを積算温度といいます。発眼卵の時点でおおよそ380度となっており、480度前後で孵化しはじめます。
水槽に発眼卵を入れてから約10日程です。

②孵化するまで イメージ

②孵化するまで イメージ

③さいのうを持った稚魚に

お腹には「さいのう」と呼ばれる栄養物が入った袋があります。「さいのう」から栄養分を吸収し、だんだんと大きくなっていきます。この頃は「さいのう」が重くて横たわった状態で水槽の底に沈んでいる時間がほとんどです。生きてるかなぁと心配になることも…孵化から3週間~1か月は水温に気をつけながらそっと見守ります。「さいのう」が小さくなりだんだんと魚らしい姿になってきました。

③さいのうを持った稚魚に イメージ

③さいのうを持った稚魚に イメージ

④いよいよエサを食べはじめます

3月に入った頃には、おなかの「さいのう」が完全になくなりスマートな体型になります。
「さいのう」がなくなってない状態でエサをあげてしまうと消化できずに死んでしまうので、焦らずにサケの稚魚たちを観察してエサをあげていきます。さぁ次回はいよいよ放流です!

④いよいよエサを食べはじめます イメージ

④いよいよエサを食べはじめます イメージ